Komi屋 赤ちゃんから、むし歯予防をはじめよう

〜日本発!世界一素晴らしい日本の子育てを、オーラルケアの視点から歯科衛生士komiyaが発信するサイトです。〜

幼稚園でむし歯予防に悩むママたち、歯磨き他の心配で多かった悩み3つを紹介

先日は幼稚園で歯磨きのお話をし、保護者の相談会もありました。
3歳を過ぎると、乳歯も生えそろい、食べるものも好き嫌いがはっきりし、むし歯になりやすい環境が揃えば、歯の治療を初めて経験する子どもが出てきます。赤ちゃんを持つ家庭では、ちょっと先輩の生活の悩みから、早いうちから何に気をつけておけばいいのか、ヒントがあるのではないでしょうか?

質問その1、仕上げ磨きにムラがある

自分では、歯磨きをするけれど大人が磨く番になったら、たちまちテンション下がり気味。じっとしていてくれる時間は、相変わらず短くて、このままではいつかむし歯になってしまうと心配です。

こう悩んでおられるお母さんは、少なくありません。幼稚園児は早い子で3歳未満から6歳までの子どもたちが集まります。この年齢に達するまでに、自分の口に歯ブラシを入れて歯磨きをする習慣はあったでしょう。赤ちゃんの時からのおもちゃなめの延長として、生活の中では「歯磨き」という形で残りつづけています。

自分お口の中で、歯ブラシが当たれば不快な場所(嘔吐反射が起こりやすいところ)や、強く擦れたら痛みを感じる場所(歯の付け根の硬い歯肉)など、デリケートなところは体で理解できています。

しかし、他の人から歯磨きをされることは、よほど信頼を置いて、注意をして歯ブラシの操作をしてくれると信頼関係ができていないと、歯磨きを拒否されてしまうケースになります。

1、歯ブラシの振りが大きすぎると失敗確率高い!

上や下の奥歯の内側を磨く時、歯ブラシを大きく動かしてしまうと、嘔吐反射エリアに食い込んでしまい、「オエッ」と苦しく、不快な思いをすることがあります。また、そうなりそうな時も、「それ以上は危険」と体が自然に反応するかのように、子どもから前もって拒否サインが出ることもあります。奥歯の内側を磨く時は、特に注意が必要です。

2、歯磨きタイムは楽しい時間に

子どもの協力でほぼその日の出来が決まる歯磨きタイム。「隅々まで綺麗に磨くこと」を念頭に、歯磨きに集中しすぎると、大人も「お掃除モード」が優先し、子どもの気持ちや不快をキャッチできるアンテナがお休みになりがちです。

「歯磨きは自分の体を手入れする時間で、しかも楽しい」ことが、磨く前に必要な、歯磨きに対するイメージです。
この良いイメージがあるからこそ、自分以外の人にデリケートな口の中の管理をお任せできるのです。
お子さんの気持ちがリラックスできる状態を工夫することが、歯磨き習慣の一番優先したいところです。子どもの好きなお話をしながら、歌を歌いながら、即興で作ったお話でも子どもは頭の中で想像してくれますし、それが楽しさを味わえるきっかけにもなります。

3、歯磨きのタイミングがよくない

歯磨きを「作業」として捉えると、毎日同じことの繰り返しになりがちですね。しかし、子どもの環境や背景は、毎日の作業の中には収まることがありません。日々成長し、見るもの聞くもの全て学習しながら、知恵をつけている途中段階です。

そんな中、大人の「歯磨きしやすいタイミング」と、子どもの様子で「今なら気分良くできそう」というタイミングの不一致で、歯磨きタイムが失敗してしまうこともあります。
子どもよりも視野を広げて段取りを考えられる大人側で、ちょっとした隙間時間や、お風呂に入っている時など、「ついで」の時間を利用して歯磨きしてみましょう。

質問その2、子どもの歯磨き、寝かせて磨くことが大変です。いつ頃までしないといけないですか?

子どもが体を横にして磨く体勢をとるまでに時間がかかってしまい、嫌がっているのを無理やり磨くことで、お互いが歯磨きに疲れてしまい、「いつまで続くんだろう?」と、途方に暮れてしまうそうです。

小学校へ行っても、手や指の動きの安定や、細かな調整ができる時期は、個人差がありますが、できれば3年生くらいまでは、時々でもチェックしてあげてください。口の中の凹凸にベッタリくっついた汚れ(歯垢)は、ある程度こすらないと取れません。うがいだけでは取れませんし、歯ブラシの扱いも微調整が必要です。

歯ブラシの毛先で小さな歯を一回あたり最低10回はこすってあげられるといいですね。
特にむし歯になりやすい唾液の流れの良くないところ(上の前歯、奥歯の外側付け根のところ)は、丁寧に磨いてあげましょう。

質問その3、子どもの食事・歯や顎を強くするには?

幼児期は、特に顎の成長変化が目に見え変化してきます。赤ちゃんの顔の輪郭が抜けて、顎が大きくなり、乳歯も奥まで生えそろい、それでもまだ成長途中です。この時期に歯の石灰化を促すカルシウム(小魚・海藻・大豆など)やビタミンC・D・Aを取り入れ、バランスよく食事をとることです。日本の食文化「味噌汁」は、栄養バランス満点です。野菜を入れて具沢山でいただきましょう。

例)お味噌汁
味噌、豆腐、油揚げ、ワカメ、カブや大根の葉、きのこ類など、あらゆる食材を材料にお味噌汁にしてみると、1石2鳥の効果です。

また顎の発育は、かむ刺激を与えることです。歯ごたえのある食事や、おやつも積極的に取り入れましょう。噛む刺激が普段から少ない場合は、大きめのおにぎりをかじるなど、前歯から口の中に取り込む動きをとると、噛む回数も増えやすくなります。最初は、段階を優しくかじり取りやすさを重視しましょう。幼稚園で用意されるお昼ご飯です。メニューは、豆ご飯・海老のかき揚げ・ほうれん草のおひたし・メゴチの唐揚げ・たくあんです。唐揚げは骨が処理されていましたが小さい魚で歯ごたえもしっかり残る食感でした。

まとめ


子どものむし歯は、環境が揃うとたちまち、発症しやすくなります。歯磨きや食事の仕方の土台作りは、この時期にしかできないことで、将来、お子さんが自分で自分お口を管理していくために、今楽しく歯磨きができるよう、子どもの特徴や好きなことを生かして、歯磨きの時にお話ししてあげるといですね。リラックス効果もあり、口の周りの筋肉が緩み、効率よく磨きやすくなります。1〜2曲、歯磨き用の歌を、磨く大人自身で持ってておくといいでしょう。替え歌もあり、順不同もあり、大人が仕上げ磨きをして磨いている時の表情一つでも、リラックス効果は大きく変わります。

親子二人三脚で、ちょうどいい加減を探っていきましょう。