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上下8本の前歯の乳歯:歯磨き方法のまとめ

上下の歯が4本ずつ生え揃う頃の歯磨き方法です。まだ奥歯が生えていませんので、この頃には、歯磨きの細かいブラシテクニックというよりは、まずミュニケーションに力を入れていきましょう。その日の汚れを完全に取ろうとすると、時間もかかってしまいます。歯が生える前の練習ができていたら、いよいよ歯ブラシデビューして構いません。大丈夫です、少しずつ慣れていきましょう。

歯磨きするときは、寝かせて行うべき?

寝かせ磨きは、頭を安定させて歯磨き出来ますが、一生懸命になると、お子さんの顔に近づきすぎてしまい、閉塞感 を与えてしまいやすくなります。お子さんから見た大人の顔は逆さまです。心の余裕を持ってゆったりと出来るよう練習しましょう。

その他に、リクライニングの椅子やクッションに体を斜めに寝かせて、向かい合いの体勢だとお互いが顔を見合わせるので、コミュニケーションは取りやすいです。仕上げ磨きは、とてもデリケートな口の中を触るのでお互い同意の元でないと協力が得られません。

ですから、最初は遊びのように始めて、「楽しく優しい時間」に興味を持たせるように声かけや、扱い方を丁寧にしましょう。怖がる必要はありません。あなたが普段している歯磨きを、そのまま近くで見せてあげることもいいですね、興味を持っていそうなら歯ブラシを渡して真似っこもいいです。

この時喉の奥をついたりしないよう、よく注意してブラシを渡しっぱなしにしないようにしましょう。お子さんがどこまで、興味を持つかを、よく観察をしておきましょう。次のヒントに繋がります。

練習の段階では、機嫌のいい時から始めて要領を掴んでおくことを優先に行います。その後慣れてくれば、タイミングは食後にしてあげましょう。特に夕食後は歯磨きの習慣つけとして、毎日取り入れたいところです。

寝る間際になると、機嫌も悪くなりやすいので早めに要領よく済ませておくといいですね。もしできなかったとしても次の日の朝、歯磨きの時間を少し取って、お手入れしてあげてください。夕食・お風呂・歯磨きと、生活イベントが集中する夜の時間ですが、うまく組み合わせて徐々に流れ良くしていきましょう。

初めて使うオススメの子ども歯ブラシは?

子どもが自分で真似事をする歯ブラシと、大人が扱いやすい形の歯ブラシ、柄の長いものなどを別で用意しましょう。分ける理由は、子ども用は噛んで遊んだりするため、毛先がすぐに開きやすくなります。毛先が開くと、取りたい汚れを毛先で捉えることができません。

私たちの歯磨きにおいても、毛先の曲った歯ブラシを交換するのはそのためです、毛先が曲がっっていると、その方向に力が逃げるため、歯の表面を擦っているのに、汚れが捉えられないのです。またラバータイプより、ナイロン毛の方がコシがあり、歯垢のようなヌメリのある汚れをかき出すことができます。

歯につく汚れ(歯垢)は、こすれば取れます。いろんな歯磨きペーストが市販されていますが、基本的に歯につく歯垢は、機械的刺激(こするなどの)を与えれば、はがれ落ちていきます。

離乳期はまず歯ブラシの習慣を定着させるために、「歯磨きは、生活の一部で歯は汚れるから掃除するという、当たり前の感覚を教える時期」と、位置つけましょう。磨けているのかどうかよりも、歯磨きが日常に抵抗なく習慣化される工夫のほうが大切です。

初めて子どもの磨く時は、どんなことに気をつけたらいいの?

まず向かい合いの姿勢で、磨きやすい、前歯の表の面に歯ブラシを当てて、こすってみましょう。必ず声かけを忘れずにします。ゆっくりした、口調で安心させていきましょう。歯の表の面が磨けたら、初日はそれで成功です。笑顔を添えて「綺麗になったよ!」と、言葉掛けをして、最後にガーゼなどでお口の中を拭き取ってあげてください。離乳食の始まりが、1さじから始めていくように、歯磨きも少しずつ、小さな範囲から慣れさせていきます。

仕上げ磨きが上手になるためのトレーニングポイント

唇を触った時に、唇の力が抜けていること、歯の表の面(唇側の面)を磨く時は、唇がしっかり退けられていないと、歯ブラシが当てられません。歯だけでなく、歯肉との境にもブラシを当てるようにします。汚れが溜まる場所は、主に歯と歯の間と、歯の付け根の歯肉のラインに沿って帯状に汚れがつきやすいからです。

ここにブラシを当てられる練習をしていきます。気持ちがリラックスするように、声かけや短い時間で仕上げて、「終わり」の合図をし、歯磨きはある時間が済んだら終わりが来る事、歯磨きをすることは、「とても良い事をした」というイメージ付けも大切です。

歯磨きをするときに、この技があればうまくいく!

歯磨きをさせてくれるようであれば、早速今からすることを先に声をかけてから、磨き始めます。「前の歯を綺麗にするよ〜」「ゴシゴシ、キレイキレイ」とか、言葉にリズムや弾みをつけて様子を見ながら、先に言葉をかけてから時間差で歯ブラシを動かし始めます。

慣れてくると、話すスピードはゆっくりしながらも、手際よく進められます。長時間は持たないため、短い時間で切り上げる雰囲気作りと、磨き技が必要です。その日「できた時間」を目指して、最初は5秒から正味30秒以内を目指して始めてみましょう。

歯磨きするときに痛くないように扱うには、口の中を、どうさわればいいの?

口周りは舌も含め、筋肉の塊です。子ども本人が緊張していたり、逆に笑ったりしても、唇の筋肉の力に歯ブラシが弾かれてしまいます。リラックスした時に口周りの緊張のとけ、なおかつ、「口を引っ張るよ〜」と声をかけて、心の準備をさせてから、大人の指で口の粘膜を排除して、歯ブラシを入れます。

歯ブラシの柄を使って口の粘膜排除もできなくはないですが、ヘッドのプラスチック部分が、歯肉に必要以上に擦れて、圧がかかると痛い思いをさせてしまいます。歯ブラシが歯の面にちゃんと当たっているか確認しながら磨くことが大事です。

歯ブラシで失敗しやすい所を、確認しておきましょう

唇の真ん中あたりを、めくると真ん中に小帯という小さなヒダがあります。子どもの場合は、このヒダが太短く、歯磨きする時に歯ブラシに引っかかりやすい場合があるので、事前に、または練習段階でチェックしておくといいでしょう。

特に上の小帯(上唇小帯じょうしんしょうたい)は、人差し指で、軽く保護しながら、ブラシが引っかからないように、配慮してあげましょう。

子ども歯磨きの意外な盲点、前歯の裏

前歯の表が磨ければ、次は裏側です。なかなか見にくいですし、上の歯の裏側は覗き込まないと、見えないですね。そこで、歯ブラシ技を使います。

前歯の裏は、歯ブラシの角のみを使って、縦方向に動かして汚れをかきだします。一本ずつ歯ブラシを当てていくことになります。できる本数からで良いので、優しく語りかけながら、磨いていきましょう。

よくむし歯になりやすい場所はココ!歯磨き要注意

上の前歯、特に表の部分は、唾液が流れにくい場所で、食べカスが残りやすく、知らないうちにむし歯になってしまう場所です。私たちは唾液の恩恵を受けて、自然な自己免疫によってむし歯から守る仕組みがあります。

よく噛んで、唾液を出すことは、むし歯予防にも大きく影響するため、離乳期によく噛む習慣をつけながら、特にむし歯になりやすい場所の歯磨きもお互い、練習をしておきましょう。

まとめ


仕上げ磨きは親子の協働作業です。細かい点はいろいろあるものの、親子連携プレーがうまくいなければ、仕上げ磨きは、できません。いくら、歯磨き技を持っていても、子どもがリラックスできない環境や、大人側の心の余裕がなかったり、体が疲れていたりストレスを溜めていたりと、お互いのコンデションもある程度整わないと、歯磨きの時間をとっても、うまく歯ブラシが歯の汚れに届きません。

あの手この手を使って、その日の「今日のコンデションに合わせた形」でいいのです。今日の小さな「できた」経験を繰り返し、体験し続ける事で、歯磨きのレールに少しずつ乗っていけます。そのために、これまでの注意点を一つ一つ見直して、探っていきましょう。時間はかかっても大丈夫、焦るよりも、「今日できること」を、一つ見つけていきましょう。

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