Komi屋 赤ちゃんから、むし歯予防をはじめよう

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子どもの歯肉から出血!?大丈夫なのか心配。

歯磨きをしていて、歯ブラシに血がついていると、大人でもドキッとしますね。子どもの歯を磨いていても出血することがあります。「あれ、どうして血が出るの!?まさか歯周病?歯肉炎、こんな小さな子どもでもそんな病気になるの?」と、心配になったことありませんか?

離乳食も段階が進んで、いろいろ食べるようになると、歯の汚れもつきやすくなります。歯磨きってつい歯の方に意識しがちですね。しかし、歯肉と歯との間にも汚れがつきやすく、ここについた汚れが原因で歯肉から血が出やすくなります。

歯肉ら出血するのは、体が頑張っている証拠

歯の汚れの中にはたくさん細菌が住んでいます。その中には、体にとって困った働きをする細菌もいます。体はそれに抵抗するために、血管が充血した状態「炎症」(生体防御反応)がおこります。つまり、歯肉の中に散らばった細かい血管一本一本が、外から圧がかかるとすぐに血管が弾け破れてしまう状態、それが「歯磨きをすると、血が出る」のです。

ほとんどの場合、痛みが出る事は少ないですが、出血する事自体が体からの反応サインです。汚れがたくさんついているかも知れませんし、もしかして、食べカスがたくさん入り込んだままになっているかも知れません。その原因を取り除いてあげるために、歯磨きすることが必要なのです。
炎症が強く、腫れが大きい・痛みがある場合は、歯医者さんの出番ですが、痛みなく出血する場合は、まず歯ブラシを使い方を変えてみます。歯と歯の間や、歯肉を意識して、歯ブラシを当て、最初は出血するかもしれませんが、力加減は優しくコントロールし、痛みがなければそのまま続けましょう。

小さな歯、歯磨きしにくい訳

歯の汚れは、台所ぬめりの汚れに似ています。汚れがついているところに、凸凹があったり、擦りにくい(歯と歯の間や、歯と歯肉の境目、噛み合わせの溝の部分など)複雑な場所に、汚れが停滞しやすくなります。歯の表面は統一された平らな面ではありません。そのなkでも「へこんでいる面」という共通点があり、普通にブラシを当てても、歯の出っ張っている部分より凹んでいる方が擦る力が弱くなります。
つまり、歯一本一本は丸みを持ち、歯磨きをする時は、歯の丸みの強い部分(最大豊隆部・・さいだいほうりゅうぶ)から、歯ブラシの毛先が一番最初に当たって汚れが落ち始めます。丸みの強いところと、そうでない部分はどうしても、歯ブラシの毛先の当たり方に差が出ます。

ということは、せっかく歯磨きの時間を取って、ゴシゴシ擦ったとしても、へこみの部分に歯ブラシの毛先が届いていなければ、汚れを捉える事ができないままになります。これを回避するために、歯ブラシを小刻みに動かしたり、歯ブラシの向きを変えたりと、へこんだ部分に毛先が届くよう「歯磨きの技」がいるのです。

小刻みに歯ブラシを動かして汚れを落とし、今まで汚れていた環境を変えてあげることが目的です。

歯の間の食べかすは、デンタルフロスで解決!

もし、歯と歯の間に「食べかす」が詰まったままになっていると、歯肉の炎症は治りません。私の経験で、ある時子どもの歯と歯の間の歯肉が、急に腫れてることがありました。もちろん歯ブラシを当てれば出血します。そおっと、デンタルフロスをかけてみると、歯と歯の間から食べカスがごっそり出てきました。

つまり専門的には、「食片圧入(食べかすが歯肉の中に押し込まれている状態による、歯肉の炎症)」なのです。大人なら自分でケアのできますが、子どもの場合は自分ではどうしようもないので、見てあげることが大事です。

子ども用の歯ブラシで歯肉もケアを!

1、歯ブラシを当てたら、どれくらいの力をかける?

子ども用歯ブラシ、仕上げ磨き用歯ブラシは、ヘッドが小さく、毛の長さも短く作られています。大人用の歯ブラシと比べて、同じ圧をかけた時に、子ども用の歯ブラシの方が、毛の「しなり」が少ないため、大人用よりもブラシの圧を強く感じます。

いつも大人が自分の口を歯磨きするように使用すると強く圧を感じやすいので、子ども用歯ブラシは優しく小刻みに動かす動きを心かけましょう。ここで、大切なポイントは、歯ブラシの毛先が、汚れを捉える動きになっているかどうか?を、よく観察する事です。

ゴシゴシこすりすぎて、毛先が曲がりすぎると、歯についた汚れは落ちません、反対に、こする力が弱すぎると、粘りの強い汚れが、落ちないまま、歯磨きの時間が終わってしまします。毛先一本一本が、シャカ者と歯の表面を移動しているくらいの力加減が、適当です。

2、噛み癖のある毛先の曲がった歯ブラシはNG

歯ブラシを遊びかみなどして、毛先が曲がってしまった歯ブラシを使い続けていませんか?毛先が曲がってると、その方向に毛先の力が容易に逃げてしまうため、歯の表面の汚れを擦り取る力が激減し、汚れの除去効率がグンと下がります。

新品の歯ブラシをおろした時は、歯ブラシの毛も真っ直ぐなので、同じ時間をかけても、汚れを落とす効率は良くなります。仕上げ磨きの時にも、イヤイヤ拒否サインとしての、「歯ブラシ噛み」は、出来るだけ避けたいですね。

仕上げ磨きの方法と環境

仕上げ磨きのやりやすさは、お子さんのリラックス状態に左右されます。時間に余裕がなかったり、眠くて機嫌が悪かったり、逃げまわるのを押さえつけて磨くということは、よく聞く話ですが、将来的に良い方向に向かいません。その中でも親御さんも迷いがあり、「このまま続けて、いいのだろうか・・・?」と疑問がよぎると、相談を受けることもあります。

心を鬼にして「何としても磨く」と力が入っても、心が折れてしまいますね。それもそもはず、この方法は間違っています。時間に余裕を持ったり、早めの行動から、焦らず手短に仕上げる事を繰り返して、徐々に内容を詰めていけばいいのです。家族の協力も得ましょう。

仕上げ磨きを上手くする方法は?

子どもを、押さえつけないでできる方法を一番に考えましょう。押さえつけてする方法は歯科でいうと、「緊急性がある治療の時にのみ使用する方法」です。それ以外の状況であれば、お子さんが納得した上で進めて行く事が、後の子育ての運びがスムーズになります。

大人の力で押さえ込んでしまう方法は、大人の都合であり、子どにとっては、とてもつらいことで、抵抗しても絶対に負けてしまう不利な状況です。このような体験は、本人の心の経験の履歴として残ります。関わる大人も、子どもを、認める・言葉にする・二人三脚する思いで一緒に進んでいきましょう。そこにかけた時間は必ず後から、「目に見えない親子関係の信頼度」に繋がります。

「我が家は、歯磨き失敗したな〜」と思うことはありません。子どもが小さいうちは、やり直し期間も短くて済み、何度でも軌道修正をかけられます。まず歯磨きに対して以下の点に注意して、修正しましょう。

お子さんにかける言葉は、様々ですが、例えば仕切り直しの意味で「今日は、歯磨きのお勉強をしたから、練習から始めることになったよ、一緒に協力してくれる?」などの、前置きを入れて、お子さんへの協力を求めましょう。この仕切り直しが、お互いとても大切です。以下のの3つから始めましょう。

1、良いイメージを持たせる(歯ブラシを持つ前の状態からの口を触る練習、痛くしない)。
2、興味をそそらせる(今日あったことを優しく話したりしながら、磨いたり、痛かったら教えてねと気使う様子を見せて安心させること)。
3、慣れるまでは時間をとって、お互いが上手になるための時間を惜しまないこと(時間や場所に縛られることなく、できることから一つずつ始めることでいいのです)

まとめ


小さな赤ちゃんや、子どもでも、歯肉のケアを含めた歯磨き方法をしないと、歯肉が腫れることもあります。歯ブラシの当てる位置を気をつけるだけで、お口の環境は変わりますから、意識的に歯ブラシを当てていきましょう。歯ブラシを当てるときは、唇の力を抜くように誘導してください。そうすれば歯ブラシが歯肉に当たりやすくなります。

子どもには、対等な交渉をしましょう。今日はどれくらいで折り合いがつくか?頑張れるか?子どもの様子によって、内容は調整しながら、その時できそうな内容と量を、決めましょう。出来たら「出来たね」「うまくいったよ」「協力してくれてありがとう」と、その行動を、しっかり認めて、お礼も伝えてあげてください。

ベタほめしなくてもしっかり「認めて」あげればいいのです。ただし予定変更の無理強いは、ルール違反です。小さな約束を一つ一つ守っていきましょう。最初はうまくできなくても構いません。新しいことを始めるには誰でも練習期間が必要です。次の日につないでいくための、「今日のできること」です。ぼちぼち、亀さんの歩みを続けていきましょう。

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