Komi屋 赤ちゃんから、むし歯予防をはじめよう

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いよいよ離乳食が始まる赤ちゃん、食べさせ方と食べ方のコツ

母乳かミルクを、誰かに抱っこされた状態で、今まで食事をしてきた赤ちゃん。つまり、お母さんの体温を感じる乳首から、液体をチューチューしていたのが、硬いおさじの先からチュルチュル啜るという、今までとは違う飲み込みのパターンをこれから習得してゆく時期が離乳食です。しかし、はじめてといっても赤ちゃんにとって全く下地のないところからのスタートなのでしょうか?

これまでチューチューしてきたパーツ(唇、舌、頬など)の動きが、これから少しずつおさじという新しい環境を学習していくのです。そんな中、体を起こして食事することは、赤ちゃんにとって未知の世界、それは「特別な飲み込み方」を新しく覚える必要があります。赤ちゃんも口の中をどう動かして良いのかわからないのです。食事の介助もの仕方の基礎を知っておけば、よく噛む習慣が出来上がります。

なぜ離乳食が必要?

離乳食を与えることには、以下のような必要性や役割があります。
・成長に伴い、母乳やミルクだけでは不足する栄養を補います。
・消化酵素が出始めるため、咀嚼(そしゃく)や消化機能の発達を促します。
・生活のリズム作りの基礎を作ります。
・精神発達を促し、食に対しての「楽しさ」を学習していきます。
以上の点から、離乳食の準備には、5ヶ月すぎてから、そろそろ準備ができる頃となります。食に対する反応は、お子さんによって様々です。食べさせる量は少ないため、環境を整えてよく観察しながら、食べさせていきましょう。

食事するときは安定した体勢にしましょう。

温かいものが唇や口に触れると赤ちゃんは、それを捜して本能的にしゃぶろうとします。この動きを利用して、おさじと仲良くしてもらえるよう、二人三脚していきましょう。赤ちゃんは、身体の割に大きな頭を動かすのですから、離乳食を始める際にも、身体の姿勢や椅子の安定もしっかりと整えて下さい。

上体の傾斜がきつすぎると、液体が流れ込みやすくなり、むせやすくなります。またおすわりができるようになれば、両足がおける台(や床に足がつく)などがあることも、体の安定が得られます。

食事中のお母さんの表情からコミュニケーションを読み取る赤ちゃん

初めての離乳食は、親子で機嫌のいい時に始めましょう。もちろん赤ちゃんは、初の経験を積んでいくので、機嫌がいい時は、吸収力抜群です。お母さんの表情については、赤ちゃんは視覚から「コミュニケーション」として、お母さんの情報を捉えます。

この頃の赤ちゃんのコミニケーションの大半は簡単な言葉と表情だけということです。大人の心配事はクリアしておき、お互い安心して離乳食タイムをむかえましょう。

離乳食の上手な介助の仕方:さじ加減を覚えよう

離乳食を食べさせる際、大切なのが介助する際の「おさじの運び方」です。これを例えるに参考になったヒントが「汽車」でした。​ 離乳食の、おさじの使い方は、この「汽車」の動きを想像すると、うまくいきます。汽車は、前後に進む乗り物です。左右に振られたり、上下に動くことはありません。おさじの動きも、基本は前後に動かすだけで良いのです。これを、具体的に食べさせ方に当てはめてみると・・・

1​,おさじの柄の角度は、床とほぼ並行にして動かします。
2、おさじを口の中に入れる場所は、舌の前方あたりまで持って行き、それ以上奥へ入れ過ぎないようにします。
(離乳食初期の場合、下唇に軽くおさじの先をあて、反応を見ます。これは
おさじの挨拶のようなものです)
3,本人の唇の力で、おさじの中の食べ物を挟みとれるように、おさじを真っ直ぐ引き抜きます。

おさじの動かし方自体、そう難しくありません。この簡単な動きによって、赤ちゃんはおさじから食べ物をを飲むことを学んでいきます。その引き出し役が私達であり、学習して体得するのは赤ちゃん本人なのです。間違えてはいけないところは、ここなのです。

離乳食は食べさせることがゴールではない!?大きな勘違いを早く理解しておこう!

離乳食は、量を食べさせることをゴールにすると、ひたすら食べ物を運ぶことに集中してしまいがちです。先に述べたように、食べる動きを促すように進めていくことが上手な進め方で、それにはしっかり観察をして、毎回の食べ方の様子を確かめていく目を養いましょう。キラリ!光る鋭い観察力がその成長を逃すことなく、育てることができるのです。

おさじの食べさせ方の流れにあるように、舌の前方に取り残された食べ物を、赤ちゃんはなんとかして、喉の奥まで運んでいき、ひとつの塊にして飲み込まなくては次に進めません。口の中で、唾液と絡めて、その塊をごっくんする、嚥下(えんげ)作業を、覚えるまで期間です。

顎を少し引いた形で、ゴックンしているか、見てください。(顎を挙げると食道が緊張して胃の蠕動が起こりにくくなります。吐き出す時は顎を挙げますから(ゲップなど)。これを間違えると・・・むせるのです。くれぐれも赤ちゃんの顎が上向きになっていないか、態勢と合わせて、チェックしましょう)

子育てに関わると「そのためには、何が必要で、何が不必要か?」という心のアンテナをたて、探そうとする意識を持つと、必要な情報が目にとまるようになります。アンテナを立てるとは、情報をしっかりキャッチし、「自分ならどうできるか?」と考えることです。

赤ちゃんはいつも新しいことを覚える

生まれつき持っている赤ちゃんの能力は、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚といった知覚能力や、人の顔や声を好むなど、人とのコミュニケーションの基礎となるような能力がすでに備わっています。このことから、お母さんとの毎日の小さなやり取りも、赤ちゃんに記憶されていきます。

「あー」「ぶー」などの喃語に応答して大人が応答すると、それを受けて赤ちゃんがまた発声するといったやり取りは、後の言葉のやり取りへとつながっていきます。言葉が通じなくても、心は一生懸命話しかけています。その心を受け取ろうとする気持ちがあれば、会話の内容よりも「心が通じ合う」ということです。

赤ちゃんが感じ取る五感にも、やさしく触れて。

赤ちゃんの反応は、わかりにくい時もあるかもしれませんが、嫌がらないようなら進めましょう。言葉を話せなくても五巻で、「感じ取る」感覚はすでに持っています。赤ちゃんに話しかけてくれる人は、すべて赤ちゃんのこれからのコミュニケーションの元を作る情報となっているのです。

これらが融合されて、言葉に繋がります。お返事が返ってこないよいうに見えても、感じ取ってくれています。そして忘れてはいけない、「優しいお顔」を向けてください。このことを繰り返していると、大人も次第に赤ちゃんとのコミュニケーションが上手になってきます。

お母さんだけでなく、お父さん、おじいちゃん、おばあちゃんと、いうように視覚情報からも、関わる機会が増えていくと、赤ちゃんの成長の幅が広がります。

離乳期には赤ちゃんのこれからの生活のための目的があります

赤ちゃんが生まれてから、3ヶ月、6ヶ月・・・と経っていくうちに、徐々に自分の生活サイクルを身につけます、朝と夜の違い、他人との関わり、育児のリズムもできてきます。そんな中、新たに始まるように見える離乳期。しかし、今までの生活の延長の中に、徐々に組み込まれていくため、体の健康の基本「よく噛んで、美味しく味わえる」ための、離乳期間です。

体の元が作られる食事を、よく噛むことにより、たくさん唾液が分泌されます。唾液のはたらきには、むし歯予防だけでなく、食べ物を胃へ送り込み消化を助けるというバトンタッチがスムーズにいく働きもしています。また、唾液がたくさん出るよう、リラックスした食事時間の雰囲気も大切です。

「食」に対する集中と、快い時間を家族で、共有しましょう。食を通してその日の赤ちゃんの成長してゆく様子や、家族間のコミュニケーションが育ちます。昨日しなかった動きを、今日見せてくれたり、過去の動きが残りながら、上手になっていったりと、その子の一歩を寄り添って見守りましょう。

食べ方が上手になると、単純作業の繰り返しです。介助者にも余裕が見られてきます。しかし、機械ではないので次から次へ食べ物をどんどん運んで、流れ作業のように、または完全に食事介助者のペースになってしまわないよう、注意しましょう。噛んでのみこむ作業(顎を引いてゴックンする様子)が終わるのを待って、次の一口へ移ります。

通常、大人の感覚は、要領を得ない赤ちゃんにとっては、ペースが早すぎます。赤ちゃんのペースで進み、自立を育てるためにも「待つ」時間は大切です。赤ちゃんにとって、今までしたことがない動きを多く体験してもらい、反復練習に共に付き添うことで、赤ちゃんに新しい運動を手に入れてもらいましょう。

介助者が必要以上に、手を出してしまうと、赤ちゃんの学びの機会をなくしてしまうことになります。また、食べる環境(テレビやスマホ)の刺激により、食べる時間と遊び時間の区切りがなくなってしまうことは、避けてください。家族間の協力が必要です。

まとめ


離乳食の主役は、赤ちゃんです。初めて体を起こして、今までとは全く違う食べ方を練習する時期です、多少時間はかかることもあります。 完食すること、量をこなすことが第一目的ではありませんので、残しても無理強いをして、食べさせようとしなくても構いません。

一定の時間(30分くらい)でサクッと切り上げることも大事ここに文字です。いつも食べる量に変化があれば、過去にさかのぼって、体調や機嫌・環境など、その理由を考えてみましょう。赤ちゃん一人一人タイプが違って当然です、一歩ずつ育いく赤ちゃんを、家族みんなで応援し、楽しく食事ができる雰囲気を作っていきましょう。

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