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仕上げ磨きのコミュニケーションがうまくなるには?

子どもの成長と共に、親も成長しますが、どれだけ自分が成長しているのか?なんて、リアルタイムでは、なかなかわからないものです。「もうちょっと早く知っておけばこんなことにはならなくて済んだんじゃないかな・・・」って思う経験もしばしばあります。ここでは、コミュニケーションの始まりには、何に気をつけていけば良いのか?をお話します。

仕上げ磨きは、離乳食に続く赤ちゃんとのコミュニケーション作業

育児に必ず必要なコミュニケーション。それには目には見えない「言葉」の存在からコミュニケーションが生まれ、その言葉に添えられるイメージとともに、育っていきます。良いコミュニケーシィンが取れることは、良い言葉の蓄積によって、お互いの信頼が増していきます。

歯磨きするときのコミュニケーションも同じで、どれだけ歯磨きの方法がうまくても、コミュニケーション取り方によって、失敗することもよくあるのです。つまり、使う言葉に意識をおいて、子どもに安心感と信頼感を得ながら、仕上げ磨きに協力してもらえる関係を育てていくことです。

磨いてくれる人と磨かれる人、両者の協力により始めて次の段階に進められていく仕上げ磨きは、赤ちゃんがまだ自分の意志を伝えられずにいますから、その様子を大人が汲み取った上で進めていきます。

お口の中に手を入れる際に、「お口の中を触らせてね」「見せてね」など、デリケートエリアに入る時に、(社会でいうところの、入室する際「失礼します」と声をかけること同じ感覚です。)主導権は大人が握っているように見えて、 最低限の心使いを示してあげることが大切です。耳から入る言葉で、応援や良いイメージを持つ言葉・遊びの延長のように気持ちの切り替えを楽しむようにしながら様子を見ていきます。 恐怖心や、不安な気持ちを持たれないように、言葉がけと、雰囲気作りが重要です。

赤ちゃんに上手に言葉をかけるために

人は1日の中で、平均約5000回の思考をめぐらしているという報告があります、その中でも少ない人は4000回、あれこれクヨクヨ心配事が多くなればなるほど、その回数も、約6000回にまで増えるそうです。

そして、その考えた内容のうち9割は、ネガテイブな思考から成り立ってる!という残念な結果もわかっています。頭の中でネガテイブ思考が主になっていれば、発する言葉もネガテイブになります。ネガテイブ思考はそれほど身近に存在します。だからこそ、油断すると、つい良くない言葉も普段から気づかずに使っていることもあります。

育児中、私もこんな口癖がありました。「こうしたらどう?」という他人からの提案に素直に「それいいね」と言えない、腰の重い自分自身が心の中にどっかりと居座っていました。大抵何か言われれば、「でもね〜、そう言われてもね」「どうせ、無理なんじゃない?」と、口に出さなくても、そう思い込んでいる私には、それ以上の変化や成長はやってきませんでした。

ところが、子どもが授かりまっさらな、無限の可能性を持っている無垢な赤ちゃんを見て、「もしかしたら、子どもと一緒に私の人生やり直せるかもしれない」と思ったほど、「今まで足りなかったものを取り入れたい」という気持ちが高まりました。「たくましく、前向きに育ってほしい」と思った私にとって、「そのためには・・・?」と思考を繰り返す時間が必要でした。(授乳している時や、子供が寝付いた時などに・・)そして何をこの子と一緒に始めれば良いのか考えた末、、最後にたどり着いたことは、「言葉を正しく使う」ことだったのです。

コミユニケーションをとるために、仕上げ磨きの時にここを、意識させる

前向きで、なってほしい姿をイメージした言葉を選んでは、使うように意識していきました。すると、マイナスな言葉(自分が不利になるような言葉)を、発しない自分に変わっていったのです。

私たちの脳は、言葉に出したこと、思ったことすべて、他人に向けていたとしても、自分事と区別することがないという特徴を潜在意識の中に持っています。赤ちゃんを応援するように、「大丈夫だよ」と安心させるように言葉に出すことは、その言葉を使った本人自身にも同じ影響が言葉を通して伝わっていきます。それは人を応援したり、励ましたり、褒めたりすることが、自分にも同じことをしていることになり、よって自分の中でプラス思考が育つことになるということがわかったのです。

当時の私にとっては最良の選択で、とても不自然さを感じる行動をしなくてはいけませんでした。まず、口癖にまでなっていたマイナス言葉を、控えることです。最初はついつい口から出てしまった言葉も、意識するようになって、言葉が出た時に気づけるようになりました。次の段階に来ると、言葉を発する前に 「頭の中で言葉を選択できる自分」が出来上がって来ます。そして、今まで使ったことのないプラスな言葉は、とてもむず痒く恥ずかしい思いさえしましたが、「無垢な赤ちゃん」に向けて、この子のためになると信じて、少しずつ前向きな言葉を話かけるようにしていったのです。

コミュニジェーションがうまくなると、赤ちゃんをどう育てたらいいか判断がわかる

仕上げ磨きの時は、歯磨きは特別じゃない当たり前の習慣として、苦手意識を持たないで習慣になるように、と、目先にとらわれず、長期の視点を持てるようになります。

このような視点で「親として判断しなくてはいけない時」は、育児をしていると何度もやってきます。「育児が初めてでよくわからない」「こんな時どうするの?」と悩んでいる経験は、口には出さなくても、誰でもあるものです。こんな突然やってくる選択に備えるためにも、自分に適切な判断材料を見つけるコツとして、「この先、子どもがどんな状態になっていったらいいのか?」という先のイメージを持つと、その時の判断が、未来とつながって答えを考え出せるため、後で考え直しても間違いの少ない判断ができるようになります。

可能性を残して、イメージを作る

例えば「こうなりたい」と夢があったとしたら、「そんなのできっこないよ」と可能性を閉じてしまう言葉を使うより「できるようになったらいいね」と、可能性を残したままにしておきます。
つい目先のことにとらわれてしまったり、現状を見すぎて、未来に顧望を持てない、冷静な判断をする前に自分の感情が強く出てしまうと、思ってもみない残念な言葉が出てしまいます。後から考えて、「なんであんなことを言ってしまったのだろう?」「まずかったな〜」と、思うことが起こってしまいます。

感覚を磨く

今自分が起こっている感情を、自分の中で認めます。 「今、私は怒っているな」「嬉しい気持ちを味わっているな」「今困っているな〜」など、どんどん自分の感情を客観視していきます。すると、その感情を味わっている自分を、第3者の視点で見ている自分の存在に気づきます。これは意識して得られる感覚 です。この感覚を磨くことで、自分を見つめる目が養われていきます。どんな感情を持ったとしても、冷静に自分を見つめる感覚は、子育てにとても重要な要素です。自分自身の行動習慣を客観的に把握するための癖を日頃から意識しておくと、今までとは違った新しい自分の視点が生まれてきます。

感情に流される時

人間は感情の生き物と言われますが、それには仕組みがあります。大人になれば皆、同じ価値を持たないように、ある一定の社会性を身につけてたとしても、人の感情の持ちかたに、「その人の、心の経験値」の履歴が、関係していてきます。

例えば、「努力する」という言葉一つに対し、
【1】「努力は辛いものだ」と、苦い経験からマイナスイメージを強く捉える人
【2】「努力すれば、できるようになる」と、前向きに捉えられる人
【3】【1】のようにマイナスに捉えながらも、無理に自分に強制し、行動をとる人

と、大きく3つのパターンに捉え方が分けられます。その後は行動に分かれていきますが、自分に長続きしながら身に付けたい行動は、【2】の前向きに捉える感情を持っていたいですね。こうなるために、「イメージをたくさん取り入れる」という、今までしたことがない頭の中の行動を常日頃から意識するようになりました。

一つの言葉に対して、持っているイメージは、他人と決して同じではありません。自分の中で出来上がっている言葉のイメージは、まだ行動をする前から結論を出してしまう心の働きを人間は持っています。これを、「言葉のイメージ的結論」と言います。今、何を思考しているか?その思いの連続で、今日の一日があり、一年になり、その人の人生の記憶となり、現在の行動になります。

まとめ

言葉を覚えはじめる赤ちゃんとともに、自分に取り入れたい「言葉」に焦点を当てて、意識的に言葉の選択をして生活をし、コミュニケーションに磨きをかけていきましょう。言葉の製造元は、自分そのもの。子育てをしながらプラスの言葉を選び、親子で良いイメージが生まれるように使うことで、プラス思考をマスターしていけるのです。もちろん家族全体にも良い影響が生まれます。

それには到達点はありません、通過点と達成感があるのです。このように、耳から入る情報で目に見えない思考を育てていくと、のちに言葉を発することができるようになるころ、子どもと楽しく言葉を交わす生活が待っています。

幸せな親子は、誰でもなりたいですね。
子育ての中で普段から使われる言葉も、これから子どもが社会で育っていくための、ツールを一つ一つ教えていくことになります。言葉の使い方とその意味の汲み取り方は、共に過ごした家族の価値観も大きく影響します。